鍛冶屋さんの完全手作り包丁|元治



刃物の生産量日本一の町岐阜県関市から車で約30分、当店はここ御嵩町にあるのですが、同じく御嵩町に日本でも珍しい古典的な包丁作りを継承する鍛冶屋さん(元治さん)がおられるという事で、伺って話を聞いてきました。(2020年岐阜県郡上市から御嵩町に移住されていました)

三徳包丁や菜切包丁をはじめ様々な刃物を作られるのですが、そのどれもが完全手作り。材料にも工程にもこだわられていますのでその辺りをご紹介したいと思います。

完全手作りの包丁とは

現在日本で流通している包丁の多くはプレス機やレーザーで型抜きをして作られています。鋼材メーカーが提供する「利器材」と呼ばれる鋼材を包丁の形に型抜きして、 それを加工し、熱処理〜研磨などの工程を経て完成します。

もう少し高級な包丁になると鍛造(熱した鉄や鋼を叩いて伸ばす)によって作られますが、 こちらもほとんどの場合は鋼材メーカーが提供する「利器材」が使用されます。(利器材を叩いて成形します)

しかし元治さんの場合は、鋼や地金の棒材(角材)から叩いて伸ばして、それを合して成形し刃物にするという非常に古典的な(日本刀の鍛冶屋さんが行うような)手法を取られており、このような鍛冶屋さんは現在日本中探してもなかなか見つからないでしょう。 包丁の柄も手作りです。

使用する鋼材は白紙鋼、青紙鋼など。 ステンレスではありませんので錆びさせないためのお手入れが必要になりますが、 こだわりの包丁を持ちたいという方にはおすすめ。元治さんの刃物は御嵩町の特産品にも指定してされてます。

作品例


白鋼割り込み黒打三徳包丁


白鋼割り込み黒打菜切包丁


白鋼鍛造黒打ナイフ


炭素工具鋼SK3 ハーブチョッパー


青紙割り込み三徳ケヤキ柄


ご注文方法

こちらのご注文フォームよりご依頼ください。
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また元治さんのホームページより直接ご注文いただくこともできます。
鍛冶屋 打刃物元治のページへ

ご注文いただいてから完成まで1〜2か月ほどかかります。
価格の目安として、白鋼割り込み手打ちの三徳や菜切で45,000円ほどになります。(正確なお値段はご注文前またはご注文時にお尋ねください)